2025.11.25 |
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FRP浴槽の塗装とバスナリアルデザイン
築年数の経った浴室で、変色した青色のFRP浴槽と、劣化が目立つエプロンパネルにお悩みのお客様からご相談をいただきました。全体的に暗い印象で、「お風呂に入ってもあまりリラックスできない」とのお声もありました。まだ使用はできるものの、フルリフォームほどのコストはかけたくないというご要望から、浴槽塗装とパネル上張り、床シート施工を組み合わせたプランをご提案しました。
まずはFRP浴槽を専用下地処理でしっかりと研磨・洗浄し、密着性の高いプライマーを塗布。その上から、落ち着きと清潔感のあるアイボリー系の塗料で仕上げました。底面は、まるで鏡のように影が映り込むほどの光沢がよみがえり、「新品みたい」と大変喜んでいただけました。エプロン部分は既存の上から新しいパネルを上張りし、継ぎ目や段差が目立たないよう細部まで調整。既存の浴槽とのバランスも考慮し、違和感のない自然な仕上がりになりました。
仕上げに、床にはクッション性と意匠性に優れた「バスナフローレ」を施工しました。タイル床特有のヒヤッとした冷たさや、目地の汚れが気になりにくくなり、すべりにくい安全性も向上しています。浴槽・エプロン・床を一新したことで、空間全体が明るく温かみのある雰囲気に生まれ変わりました。フルリフォームに比べてコストを大幅に抑えながらも、見た目と使い心地の両方を改善できた施工例です。


