【交換の1/5でOK】ユニットバス塗装の費用相場と施工手順を徹底解説

日々の疲れを癒やすバスタイム。せっかくなら、清潔で快適な浴室でゆっくり過ごしたいですよね。

しかし、ユニットバスは長年使ううちに汚れ・キズ・カビが目立つようになり、気分まで沈んでしまうことも…。

💡 ユニットバスの交換は高額で迷っていませんか?
実は塗装なら費用をぐ~んと抑えてリフレッシュできます

「交換したいけど、費用も工期もかかるから簡単には決断できない」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?

そこでおすすめなのが ユニットバス塗装です。
天井・壁・浴槽・床など浴室全体を塗装でリフレッシュできます。

とはいえ、
✅ 「すぐに剥がれてしまわない?」
✅ 「費用の目安はどれくらい?」
など、施工前に知っておきたい不安もありますよね。

そこで本記事では、

ユニットバス塗装の費用相場と施工手順を施工例を交えてわかりやすく解説します。
高額な交換の前に、ぜひ塗装という選択肢を検討してみてください。

目次

ユニットバス(システムバス)とは

ユニットバスとは、工場で天井・壁・浴槽・床などを成形・生産し、現場で組み立てて設置する一体型の浴室です。


💡 意外と多い誤解
「洗面やトイレが付いた浴室=ユニットバス」と思われがちですが、正しくは以下の通りです。

  • 🛁🚽🪥3点式ユニットバス:浴室・洗面・トイレが一体化
  • 🛁🪥 2点式ユニットバス:浴室と洗面が一体化
  • 🛁 ユニットバス:浴室のみ

ユニットバスの特徴

従来の在来浴室(セメント・モルタル・タイルで造る浴室)に比べて

  • ⏱️ 施工期間が短い(数日〜1週間で設置可能)
  • 💧 高い防水性
  • 🔧 メンテナンス性に優れる

といったメリットがあります。

現在では新築・リフォーム問わず90%以上の住宅にユニットバスが採用されており、戸建て・マンション・ホテル・賃貸物件など幅広い現場で利用されています。


ユニットバス
マンションの標準的なユニットバス

📌 ポイント
ユニットバスは現代住宅に欠かせない設備であり、経年劣化が進んだ場合も「交換」か「塗装」でリフレッシュ可能です。

ユニットバス塗装とは

ユニットバス塗装とは、既存のユニットバス(天井・壁・浴槽・床)を丸ごと塗装し、新品同様の見た目を取り戻すリフォーム工法です。

従来の浴室リフォームでは、古いユニットバスを解体・撤去・新設するため、費用が80〜150万円、工期も1〜2週間と高額かつ長期間になりがちです。

一方、ユニットバス塗装なら、
費用は約15〜20万円
工期は1〜2日
廃材ゼロで環境にも配慮
といったメリットがあり、法人・個人問わず選ばれています。

💡 特にホテル・賃貸物件・管理会社では、空室対策や営業停止回避のために短工期・低コストのユニットバス塗装を導入するケースが増加中です。


📌 ポイント

  • 天井・壁・浴槽・床まで一括施工可能
  • 専門業者による吹き付け塗装でムラのない仕上がり
  • 10年以上の耐用年数(施工環境による)

ユニットバス交換の場合

従来の交換リフォームでは

  • 💸 費用:80〜150万円
  • ⏱️ 工期:1〜2週間
  • 🚚 廃材処分の手間も発生
    と負担が大きいですが、塗装なら以下のメリットがあります。

ユニットバス交換と塗装の比較

比較項目ユニットバス塗装ユニットバス交換
💰 費用15~20万円80〜150万円
⏱️ 工期1〜3日1週間程度
♻️ 廃材なしあり
🏢 営業への影響営業中施工も可能一時休業の可能性あり

💡 Point
塗装なら、費用・工期・環境負荷の面で大幅なコストパフォーマンスが期待できます。

ユニットバス塗装のメリット

  • 💰 費用は15〜20万円(交換の1/5〜1/10)
  • 🏃‍♀️ 最短2日で施工完了
  • 🌱 廃材ゼロで環境に優しい
  • 🏢 営業中の施工も可能(ホテル・賃貸など)
塗装中のユニットバス
吹き付け塗装

💡 Point
塗装は専門業者の技術が仕上がりに直結します。

施工実績が豊富な業者を選ぶことで「剥がれにくく長持ちする仕上がり」が期待できます。

このように、ユニットバス塗装はコスト・工期・環境負荷の面で優れた選択肢として注目されています。

📌 こんな方におすすめ

  • 法人:ホテル・賃貸物件の空室対策や部分改修を低コストで
  • 個人:高額リフォームは難しいが浴室を綺麗にしたいご家庭

ユニットバス塗装の費用相場

ユニットバス塗装は「費用がどのくらいかかるのか」が最も気になるポイントです。
ここでは施工範囲別の料金目安や費用を左右する要素について詳しく解説します。


施工範囲別の料金目安

施工範囲費用目安
天井・壁・浴槽・床15〜20万円
浴槽・床のみ12〜16万円
浴槽のみ8〜12万円

💡 Point
費用はユニットバスのサイズ・劣化状態・塗料のグレードで変動します。
「マンション1216サイズ」は標準料金ですが、1616、1818、1620など大型浴室はプラス数万円が目安です。

ユニットバスのサイズについて

ユニットバスのサイズは、「浴室の内寸(壁の内側の寸法」で計測されます。
代表的なサイズは以下の通りです。

🛁 ユニットバスのサイズ一覧

サイズ名寸法(幅×奥行)坪数
12161.2m × 1.6m0.75坪
14181.4m × 1.8m1坪
16161.6m × 1.6m1坪
16181.6m × 1.8m1.25坪
16201.6m × 2.0m1.25坪

💡 ポイント
「1216」「1616」などの数字は、浴室内寸の幅と奥行を10cm単位で表したものです。

費用を左右する要素

  • 🏠 浴室サイズ:大きいほど施工面積が増えコストUP
  • 🛠️ 劣化の程度:ひび割れ・カビ補修が必要な場合は追加費用
  • 🎨 塗料の種類:ウレタン樹脂やシリコン系は高耐久だが高価格

補修が必要な場合の追加費用

最も多いのは壁面下部がサビで膨れてる場合や、浴槽にひび割れがしているケースです。
壁面下部のパネル補修なら4~8万程度、浴槽のひび割れは3~12万程度です。
補修費は劣化状況によって大きく変わる事があるので、必ず現場調査を依頼してください。

📌 現地調査・見積もりを依頼することで正確な費用が分かります。

ユニットバスを塗装する

「交換したいけど、費用が高くて諦めている…
「できるだけ低予算で浴室を綺麗にしたい…」

そんなお悩みを解決できるのがユニットバス塗装です。


ユニットバス塗装なら、天井・壁・浴槽・床まで浴室全体を再生可能。
専門業者による吹き付け塗装は、ムラのない美しい仕上がりが特徴です。


💡 心配な「施工後の剥がれ」についても安心!
信頼できる専門業者に依頼すれば、下地処理から仕上げまで丁寧に行うため、施工後の剥がれはほとんどありません
さらに、1〜2年の保証を付けている業者が多く、万が一の場合も安心です。


次は施工手順を解説

次項では、実際の施工現場を画像を交えながら見ていきます。

ユニットバス塗装の施工手順

ユニットバス塗装は大きく分けて
1️⃣ 下地処理
2️⃣ 塗装工程
の2ステップに分かれます。

ユニットバス塗装の下地処理|耐久性を左右する最重要工程

ユニットバス塗装において仕上がりの美しさと耐久性を決定づけるのが「下地処理」です。
実は、この工程が全体の中で最も時間と労力を要する重要なステップです。


⚠️ 注意ポイント
下地処理が不十分だと、施工後すぐに塗装の剥がれや浮きが発生するリスクがあります。
そのため、専門業者は徹底的な下地処理を実施して、塗料の密着性を最大限に高めます。


ここからは、ユニットバス下地処理の流れを5つのステップに分けて詳しく解説します。

1.清掃|塗料密着性を高める基本作業

まずはユニットバスの清掃からスタート。
皮脂汚れ・水垢・石鹸カス・カビなどを専用洗剤で丁寧に除去します。

💡 壁面は塩ビ鋼板が多いため、荒い研磨剤では傷が入るリスクあり。
細かい研磨剤入りの下地洗浄剤とスポンジを使用するのがポイントです。

2.足付け&コーキング除去|剥がれ防止の重要工程

次に足付け作業(表面をサンドペーパーで軽く削る作業)を行い、塗料の密着性を高めます。

足付け作業の目安(研磨番手一覧)

部位素材使用サンドペーパー番手
天井・壁面塩ビ鋼板#400〜#600
浴槽・床FRP(繊維強化プラスチック)#220〜#320

💡 ポイント
素材ごとに適した番手を使い分けることで、塗料の密着性が大きく向上し美しい仕上がりになります。

こちらの記事では、下地処理をもっと詳しく解説しています。

下地処理の際に、劣化したコーキングを除去します。浴室にはシリコンコーキングが使われている事が多く、シリコンコーキングは塗料を弾いてしまうので、塗装面にはみ出しているコーキング等も完全に除去します。

足付け用の機械
下地処理に使用する機械
ユニットバスの下地処理
下地処理中

3.洗浄|微細なゴミ・削りカスの除去洗浄

足付け後は、削りカスやコーキングの残りをマイクロファイバークロスで水洗い・拭き取り。
この工程で細かいゴミを徹底的に除去し、塗装の仕上がりを左右するホコリもゼロにします。

4.乾燥|水分ゼロが塗装成功のカギ

塗装面に水分が残ると塗料が密着しません。
吸水ワイパーで拭き取り後、エアーガンで隅々まで乾燥させます。

💡 隠れた水分は剥がれ・膨れの原因になるため、念入りな乾燥が必要です。

5.確認|仕上がりを決める最終チェック

ライトを使い、削り残し・水分が残っている所がないかを確認して行きます。
仕上がりに影響するので、削りすぎてペーパー目が出ている所がないかも忘れずチェックします。


ここで不備を見逃さないことが、長持ちするユニットバス塗装につながります。

この下地処理で耐久性と仕上がりが決まる

大変な工程ですが、この下地処理を徹底することで
✅ 剥がれにくい
✅ 美しく自然で柔らかい光沢
✅ 長持ちする塗装
が実現します。

塗装する前のユニットバス
下地処理、乾燥まで完了

ユニットバス塗装の工程|下準備から仕上げまでの5ステップ

ユニットバス塗装の成功は、塗装工程の丁寧さにかかっています。
この工程では、養生・脱脂・吹付け塗装といった重要作業が行われ、仕上がりの美しさと耐久性を決定づけます。

ここからは塗装工程を5つのステップに分けて解説します。

1.養生|塗料ミストの付着防止

ユニットバス全体を塗装する前に、塗料が付着してはいけない部分を徹底的に養生します。

  • 養生箇所:水栓金具・照明器具・換気扇・脱衣所・廊下
  • ポイント:吹付け塗装はミストが広がるため、塗装範囲外も広めに養生が必要です。

💡 2点式・3点式ユニットバスでは便器・手洗いなども養生します。

養生テープ
養生テープ類
養生した廊下
廊下の養生

2.脱脂|油分除去で塗料の密着性UP

塗装面に残った油分は施工不良の原因になります。
塩ビ鋼板の表面は細かい目があるため、脱脂剤ではなく専用溶剤で慎重に脱脂します。

3.清掃|仕上がりを左右する最終クリーニング

仕上がりに大きな影響を与える工程です。吸塵機、刷毛等でゴミ、チリ等を除去します。
仕上がりに大きな影響を与えるので、やり過ぎなぐらい徹底的に掃除します。

最後にタッククロス(不織布に粘着物質が付いたゴミや埃をとるクロス)で徹底除去し、塗装工程に進みます。

養生したユニットバス
養生完了

4.塗装|HVLP吹付けで均一な仕上がり

排気ダクト(塗料のミストを強制排気する機器)をセットしたら、HVLP(大空気量低空気圧力)機器を使用して、塗料を吹き付けます。
低い圧力で吹付け出来る為、跳ね返りが少なく塗着効率が良い吹付け機器です。

HVLP塗装機器
HVLP塗装機器
ユニットバス塗装の排気ダクト
排気ダクト

まずは下塗り(プライマー)を吹き付けます。
塩ビ鋼板には厚塗りプライマーを使用し、適量を見極めながら均一に塗装。乾燥後、#400〜#600のペーパーで軽く研磨します。

次に上塗り(トップコート)としてFRP浴槽用のウレタン樹脂塗料を使用。天井・壁・浴槽の順に仕上げ、最後に床を塗装します。

💡 塗装中はミストで視界が悪いため、ライトを頼りに職人の熟練技で仕上げます。

塗装したユニットバス
吹付け完了

5.乾燥・仕上げ|美観と耐久性を確保

塗装が終われば、タイミングを見計らいヒーターを当てて強制的に乾燥させます。
塗装後すぐにヒーターを当てると、ツヤが引いたり、ピンホール(小さい穴)が発生するので焦りは禁物です。

塗膜が硬化したら異物除去・コンパウンド磨きを行い、仕上げに必要箇所へシリコンコーキングを施して完了です。

塗装工程まとめ

この工程を丁寧に行うことで、
ムラのない塗装
剥がれにくい塗膜
長持ちする仕上がり
が実現します。

塗装前の洗面ボール
洗面ボール塗装前
塗装した洗面ボール
洗面ボール塗装後
塗装前のユニットバス
施工前
塗装したユニットバス
ユニットバス塗装後
内容ユニットバスの塗装
場所大阪市淀川区
施工前の状態全体的に汚れている
対処法浴槽用特殊樹脂塗料で塗装

ユニットバス塗装の施工期間と耐用年数

ユニットバス塗装は、交換リフォームに比べて圧倒的に短い工期と低コストが魅力です。
ただし、耐用年数は新品交換よりやや短いため、この点も踏まえて選択することが大切です。

ここでは、施工期間の目安塗装後の耐久性について詳しく解説します。

施工期間|最短1日〜最大3日

ユニットバス塗装は工程の多さに見えますが、ノウハウが豊富な専門業者による施工なら最短1〜3日で完了します。

耐用年数|適切な施工で10年持続

ユニットバス塗装の耐用年数は約10年が目安です。
ただし以下のポイントで寿命は変わります。

✅ 使用頻度
✅ 日常のお手入れ方法(中性洗剤と柔らかいスポンジでの清掃推奨)
✅ 施工時の下地処理・塗料グレード(浴槽専用塗料の使用)

💡 適切なお手入れを心がければ、10年以上の耐久性も十分に期待できます。
特に中性洗剤と柔らかいスポンジでの定期清掃や強い研磨剤の使用を避けることが、塗膜を長持ちさせるポイントです。

⚠️ 注意
激しい擦れや強い洗剤は塗膜の劣化を早める可能性があります。

⚠️ 注意|塗膜の劣化を防ぐために

ユニットバス塗装後は、日常のお手入れ方法によって耐久性が大きく変わります。
激しい擦れや強力な洗剤の使用は、塗膜を傷めて劣化を早める原因になるため注意が必要です。


💡 具体的に避けたいお手入れ例

  • 🧽 金属製ブラシやメラミンスポンジの使用
  • 🧴 塩素系・酸性の強力洗剤での清掃
  • 🔥 熱湯や極端な温度変化を伴う洗浄

ユニットバス塗装のメリット・デメリット

メリット

  • 💰 費用大幅削減
  • 🏃‍♀️ 短工期で営業中施工も可能
  • 🌱 廃材ゼロでエコ

デメリット

  • 新品交換より耐用年数はやや短い
  • 業者選びの品質で仕上がりが左右される
  • 水栓や扉等、設備は既存のまま

施工業者を選ぶ際のポイント


📋 チェックリスト

  • ✅ 剥がれ保証(1〜2年)があるか
  • ✅ 法人・個人どちらの施工実績も豊富か
  • ✅ HPやSNSでの施工事例の確認

💡施工実績が豊富な業者を選ぶことで「剥がれにくく長持ちする仕上がり」が期待できます。

まとめ|ユニットバス塗装は高額な交換の前に検討を

ユニットバスは経年劣化によって汚れや傷が目立ち、見た目だけでなく快適性も低下します。
しかし、交換リフォームは高額(80〜150万円)で工期も長いため、簡単には決断できません。


ユニットバス塗装なら

  • 💰 費用は15〜20万円程度
  • 🏃‍♀️ 工期は1~2日
  • 🌱 廃材ゼロで環境にも配慮

と、低コスト・短期間で美しい仕上がりを実現できます。


💡 法人にも個人にもおすすめ

  • ホテル・賃貸物件の空室対策営業停止回避
  • 戸建・マンションの浴室リフレッシュ

📞 まずは無料見積もりから

ユニットバス塗装の正確な費用は現場の状態によって変動します。
まずは専門業者に相談し、最適なプランを確認してみませんか?

【無料見積もりを依頼する】
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💬 よくある質問

施工範囲や浴室の状態により異なりますが、天井・壁・浴槽・床すべてを塗装する場合は15〜20万円程度が目安です。部分塗装なら8万円程度でで対応できることもあります。

適切な施工を行えば約10年の耐用年数が期待できます。定期的な清掃やメンテナンスでさらに長持ちします。

しっかりとした下地処理と専門業者による施工で、剥がれにくい仕上がりになります。また、多くの業者が1〜2年の保証を付けていますので安心です。

工期は施工内容によりますが、浴室全体の塗装で通常1〜2日、大規模な場合でも最大3日程度で完了します。


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担当スタッフが丁寧にご案内いたします。

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この記事を書いた人

株式会社ビューティーメイク 代表取締役
水廻り再生リフォーム歴32年

日々、浴室・浴槽塗装、キッチン塗装等、パネル・シート施工等、水廻りの再生リフォームを研究しております。
少しでも皆様に再生リフォームを知っていただく為、わかりやすくお役に立てる記事を書いていきます。
水廻り再生リフォームに、ご不安やご不明な点、ご質問があれば
お気軽にご相談下さい。

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