交換せずに人工大理石浴槽の変色・膨れ・ひびを解消|塗装で美観と耐久性を再生【補修事例・費用】

浴槽は住まいの中でも過酷な環境にさらされる設備のひとつです。
中でも人工大理石製の浴槽は、美しい光沢と高級感から人気を集めていますが、長年の使用により避けられない劣化が発生します。

以前は劣化した浴槽は交換が一般的でした。
しかし現在では、塗装(浴槽コーティング)による再生工法が注目されており、費用対効果や施工スピードの面で優れた選択肢として導入が進んでいます。

📌 この記事では、次のような内容を専門家がわかりやすく解説しています
  • 人工大理石とはどんな素材か? 他素材(FRP・ホーロー・ステンレス)との違い
  • よくある劣化症状(膨れ・ひび・変色・剥がれ など)とその原因
  • 塗装による補修の具体的な流れと技術的ポイント
  • 補修・再生にかかる費用相場と施工期間の目安
  • 各浴槽素材に適したリフォーム方法の選び方
時間がない方へ|人工大理石浴槽 再生塗装の要点まとめ
  • 高級感と耐久性に優れるが、経年劣化で「黄ばみ・膨れ・ひび・変色」が発生しやすい
  • 費用は交換の1/3〜1/5、工期は最短1日
  • 補修+再塗装により新品同様の美観と機能に再生可能
  • 施工事例では膨れ・ひび割れ・剥がれ・変色それぞれの手順と仕上がりを紹介
  • ビューティーメイクでは全素材に対応
    (人工大理石/FRP/ホーロー/ステンレス)
  • 入浴剤・洗剤の使い方、衝撃への配慮で美観約10年持続(使用環境により前後)
交換より安く、
最短1日でピカピカに!

素材ごとの違いと塗装難易度を一覧で確認したい方へ

目次

人工大理石浴槽とは?他素材(FRP・ホーロー・ステンレス)との違い

16年使用したアクリル系人工大理石浴槽。変色や光沢の劣化が見られない高耐久の実例
16年使用した人工大理石浴槽。光沢が保たれており、変色が見られない

人工大理石とは?

人工大理石とは、天然の大理石のような質感や光沢を人工的に再現した住宅用素材です。
主な原材料は以下の2種類に分類されます

アクリル系樹脂(高級グレード)
透明感・耐久性・耐熱性に優れ、傷がつきにくく美観が長持ちする高性能素材です。
高価格帯のユニットバスやシステムキッチンなど、意匠性と耐久性が求められる製品によく使用されています。

ポリエステル系樹脂(一般的グレード)
コストパフォーマンスに優れ、成形しやすく流通量も多い素材です。
一方で、経年劣化により黄ばみ・変色・ひび割れが起こりやすい傾向があり、
補修や再塗装の対象になることが多く見られます。


人工大理石の主な特長

  • 天然石に近い上質な見た目と手触り
  • つなぎ目がなく、清掃性が高い一体成形が可能
  • 軽量で施工性にも優れる
  • 衝撃や歪み弱く、大きなひび割れが生じる事がある

経年劣化の例

  • 表面の黄ばみ・変色
  • 衝撃や歪みによる大きなひび割れ
  • 湿気や下地トラブルによる膨れや剥がれ

人工大理石は高級感のある素材ですが、
経年による劣化が顕著に現れるため、適切な補修や塗装メンテナンスが重要です。

塗装が選ばれる理由:交換よりメリットがあるのか?

浴槽リフォームにおいて、「塗装で直す」か「新品に交換する」かは多くの方が直面する分かれ道です。
とくに人工大理石浴槽の場合、塗装による再生工法には以下のような明確なメリットがあります。


塗装による再生の主なメリット

コストを大幅に抑えられる
新品交換と比較して、およそ1/5〜1/3の費用で施工可能です。
浴槽自体を撤去・搬入する必要がないため、廃材処分費や施工人件費を大きく削減できます。

短期間施工で済む
通常 1日〜最大2日程度の短工期で完了します。
とくに賃貸物件やホテル・宿泊施設では、空室・営業停止のリスクを抑えながらリニューアルできる点が高評価です。

既存の浴槽を活かせる
現在使用中の浴槽をそのまま活かすため、壁や床など周辺設備に手を加える必要がありません
解体を伴うリフォームと違い、周囲を傷めずに施工できるのが大きな特長です。

劣化箇所の補修にも対応可能
ひび割れ・剥がれ・変色などの部分的なダメージも補修対象となります
専門の下地処理を施すことで、表面の凹凸や欠損を平滑に整えることが可能です。

ただし、補修後には浴槽全体へのコーティング塗装が必要です。
部分補修だけで塗装を終えると、色ムラや塗膜の密着不良が生じる恐れがあるため、美観と耐久性を確保するためには全体塗装が基本工程となります。


交換と再生塗装、費用と手順を比較で見極めたい方へ

塗装再生と新品交換の比較【費用・工期・耐久性】

比較項目塗装再生新品交換
費用◎ 安価(8〜15万円程度)△ 高額(40〜60万円以上)
工期◎ 短い(通常1日・最大2日)△ 長い(3〜7日)
工事規模◎ 小規模/静音△ 大規模/騒音あり
美観◎ 新品同様に再生可能◎ 完全な新品(工場出荷状態)
長期耐久性◎ 約10年の耐久性
(使用環境により前後)
◎ 10年以上(製品寿命に準ずる)

補足解説:塗装と交換、それぞれの選び方のヒント
  • 塗装は「今ある浴槽を活かしたい」「コストを抑えたい」「短期間で済ませたい」方に最適です。
    工事の騒音や営業停止を避けたいホテルや賃貸物件にも人気があります。
  • 新品交換は「形状を変えたい」「深刻な破損がある」などの場合に適しています。
    ただし、交換には本体代以外にも解体・搬入・設備の調整費用がかかる点に注意が必要です。
  • 特に人工大理石浴槽は、高額な素材で交換コストがかさみやすいため、
    塗装による再生は費用対効果に優れた選択肢です。

主な劣化トラブル:膨れ・ひび・剥がれ・変色・黄ばみとは?

人工大理石浴槽は見た目の美しさや肌触りに優れていますが、使用環境や経年によって徐々に劣化が進行します。特に目立ちやすいのが以下のような症状です。

ひび割れの原因と直し方を症状別に詳しく知りたい方へ


膨れ(ブリスター現象)
表面がプクッと膨れたり、内部から水泡が発生したような状態です。
主な原因は水分や湿気の侵入により、樹脂層と下地の間に空気が溜まること。
放置すると割れて破損するリスクが高まります。

人工大理石浴槽の表面に発生した膨れ(ブリスター)の症例写真
人工大理石浴槽に見られる膨れ(ブリスター)症状の実例。湿気や経年劣化により空気や水分が内部に溜まることで発生

ひび(クラック)
FRP浴槽と異なり、人工大理石浴槽は表面硬度が高く、細かなひび割れはほとんど発生しません
しかし以下のような外部からの衝撃や構造的歪みにより、大きなクラックが発生することがあります。

  • 重い物を浴槽内に落とした場合
  • 水が入っていない状態で飛び跳ねた場合
  • 建物の歪みや地盤沈下などの構造的要因

深いひび割れには専用の補修材による下地処理(FRPライニング補強・補修)と塗装が必要です。

人工大理石浴槽に発生した大きなひび割れの実例
人工大理石浴槽に発生したひび割れ。構造的な歪みや衝撃が原因で、目視でも明確に確認できる

剥がれ(施工不良に起因するケースが多い)
人工大理石そのものが剥がれることは非常に稀です。
剥がれが起きる主な要因は以下の2つです。

  • ① 膨れ(ブリスター)を放置し、表面が割れた結果としての剥がれ
  • ② 過去に塗装された浴槽で、施工不良により塗膜が剥がれているケース(※最も多い事例)

▶ とくに②のようなケースでは、下地処理不足・密着不良・乾燥不足などが原因となっており、再施工時には原因の特定と既存の塗膜剥離と確実な下地処理が必須です。

塗装不良により剥がれた人工大理石浴槽の塗膜
施工不良による塗膜の剥がれ。塗装の密着不足や乾燥不良が原因となることが多く、再塗装の際は下地処理が重要

変色・黄ばみ
人工大理石の表面は、FRP浴槽ほどではありませんが樹脂の酸化・経年劣化により徐々に色が変わる特性があります。
以下のような影響が複合的に作用し、全体的なくすみ・黄ばみ・ピンク色の変色などが発生します。

  • 入浴剤による化学変化
  • 熱や湿気による酸化
  • 石鹸カス・皮脂汚れの蓄積
  • 紫外線や光の影響
黄ばんだ人工大理石浴槽の表面状態
入浴剤や熱、皮脂汚れが原因で変色・黄ばみが進行した人工大理石浴槽。表面の美観が大きく損なわれている

💡 これらの劣化症状は、早期に対処すれば美観と機能を回復することが可能です。
とくに人工大理石浴槽は、素材の特性を踏まえた適切な処置を行うことで、再び新品のような見た目に蘇らせることができます。

次の章では、それぞれの劣化に対して実際にどのような補修と塗装が行われるのか、
施工事例とともに詳しくご紹介します。

補修塗装の実例と流れ:膨れ・ひび割れ・変色・剥がれをどう直す?

膨れ(ブリスター)補修の施工手順|大阪府東大阪市

💡症状の特徴
湿気の侵入により、内部剥離で表面がプクッと膨れる「ブリスター現象」

▶ 対応方法(要点)
膨れた塗膜を除去し、FRPライニング補強と塗装で美観と耐久性を再生。

人工大理石浴槽の底面に発生したブリスター(膨れ)の拡大写真
膨れ部分の拡大図
内部が浮き上がったブリスターの状態
補修前の人工大理石浴槽全体の外観(膨れ・劣化あり)
施工前の浴槽全体|膨れ・色ムラあり
膨れと色ムラが見られる浴槽底面
ランダムサンダーで浴槽表面を研磨している作業中の様子
研磨作業中
ランダムサンダーで膨れ部分を滑らかに除去
FRPライニングおよびパテ処理を施した後の浴槽底面の拡大写真
FRPライニング+パテ処理後
補強と滑らかさを両立した下地
塗装後の人工大理石浴槽底面の光沢仕上がり写真
塗装後の底面|光沢復元
美しい艶で補修跡が目立たない状態
補修と再塗装を終えた人工大理石浴槽全体の完成写真
完了後の浴槽全体
新品のような艶と均一感のある浴槽

ひび割れ(クラック)補修の施工手順|奈良県奈良市

💡 症状の特徴
重い物の落下や構造的な歪みにより発生した、人工大理石の底面に見られる大きく明瞭なクラック。

▶ 対応方法(要点)
FRPライニングで内部から補強し、パテ整形・塗装でなめらかな美観に再生。

施工前の人工大理石浴槽。底面に大きなひび割れが見られる
施工前全体|ひび割れあり
底面に大きなクラックが発生。水漏れリスクがある状態
人工大理石浴槽の底面に生じた大きなひび割れの拡大写真
クラック拡大画像
目視でもはっきりと確認できる亀裂。深部まで損傷が進行
FRPライニングとエポキシパテで補修後、研磨中の人工大理石浴槽
FRP補強後の研磨作業中
 ライニングとパテ整形後、平滑に仕上げるための研磨工程
人工大理石浴槽にウレタン樹脂トップコートを吹き付けている作業中の写真
トップコート吹付中
 ウレタン塗料を吹き付けている様子。密着性と艶感を再現
クラック補修後の人工大理石浴槽底面、補強処理によるわずかな盛り上がりと光沢仕上がりの拡大写真
補強部アップ|若干の盛り上がりあり
※強度確保を優先したため補強部にわずかな盛り上がりが残るが、ご了承のうえで施工を実施。耐久性を最優先に自然な仕上がり
ひび割れ補修と塗装を終えた人工大理石浴槽全体の完成写真
施工後全体|艶感のある仕上がり
 
塗装と補修を終え、美観と耐久性を両立した仕上がりに

剥がれ(塗膜の施工不良)補修の施工手順|大阪府枚方市

💡 症状の特徴
以前の塗装施工に不備があり、塗膜が一部浮き上がって手で簡単に剥がれる状態になっていた。

▶ 対応方法(要点)
劣化した塗膜をすべて除去し、下地処理を丁寧に施したうえで再塗装を実施。密着性と美観を両立した仕上がりに整えている。

塗膜が一部剥がれている施工前の人工大理石浴槽全体
施工前全体|塗膜剥がれあり
塗膜が浮き上がっている浴槽表面
人工大理石浴槽の底面に発生した塗膜の剥がれと密着不良の拡大写真
剥がれ部分拡大
密着不良が明確に見える拡大図
塗膜の剥がれを補修し再塗装を施した人工大理石浴槽全体
施工後の浴槽全体
剥がれ跡のない美しい浴槽
塗装仕上げ後の人工大理石浴槽底面、光沢と均一性のある状態
塗装後の底面アップ
均一な艶を取り戻した仕上がり

変色・黄ばみ補修の実例|大阪府大阪市東成区

💡 症状の特徴
経年劣化や入浴剤・皮脂汚れなどの影響で、浴槽全体が黄ばみ、白さと光沢が損なわれている状態。

▶ 対応方法(要点)
表面を研磨して汚れと酸化層を除去した後、塗装を施して艶と白さを再生。明るく清潔感のある仕上がりに復元。

経年劣化により全体が黄ばんだ人工大理石浴槽の施工前写真
施工前の浴槽全体
変色が広がり、くすんだ印象
入浴剤や汚れの蓄積によって変色・黄ばみが見られる人工大理石浴槽底面の拡大写真
変色した底面のアップ
色素沈着や汚れが蓄積し、黄ばみが目立
変色補修と再塗装により真っ白に仕上がった人工大理石浴槽の完成写真
施工後の浴槽全体
白さと光沢がよみがえり、清潔感が戻った仕上がりに
再塗装後の底面。艶やかで滑らかな人工大理石浴槽の仕上がり
施工後の底面アップ
艶のある滑らかな表面に整い、美観を再生

プロ・技術担当向け:FRP浴槽の密着不良を防ぐ実践手順を詳しく知りたい方へ

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塗装の施工工程と技術ポイント(下地処理・吹付・仕上げ)


1. 下地処理の精度が仕上がりを左右する

塗装の耐久性と美観は、下地処理の丁寧さで決まると言っても過言ではありません。
人工大理石表面の汚れ・劣化塗膜を完全に除去し、専用のサンダーで細部まで均一に研磨します。
その後、脱脂・清掃を徹底することで、塗料の密着性が最大限に引き出されます。


2. 専用プライマー+高密着ウレタン塗装

下地処理が完了した後は、人工大理石に対応した専用プライマーを塗布します。
このプライマーが下地と塗膜の接着剤となり、剥がれや浮きの発生を防ぎます。
吹き付けには浴槽専用の2液型の浴槽用特殊ウレタン樹脂塗料を使用し、
均一な膜厚・美しい艶・高い耐水性を実現します。


3. 最終仕上げとツヤ感の調整

塗装後は温度・湿度に応じて十分な乾燥・硬化時間を確保します。
その後、光の当たり方や表面の滑らかさを確認しながら、必要に応じて微調整を行います。
艶のある自然な仕上がりを実現するには、経験豊富な職人の手作業が欠かせません。


長持ちさせるための注意点・メンテナンス方法


  1. 使用後は軽く水洗い&柔らかい布で拭き取り
    • 入浴後に浴槽の汚れや入浴剤の成分を水で洗い流し、柔らかい布でサッと拭き取るだけで、塗膜表面の劣化を防げます。
      こすらず優しくケアすることで、光沢と美観を長く保てます。
  2. 研磨剤入りスポンジや漂白剤はNG
    • クレンザーやメラミンスポンジなどの研磨剤、塩素系漂白剤の使用は厳禁です。
      塗装面を傷つけたり変色させる恐れがあります。
      中性洗剤を使った優しいお手入れを心がけましょう。
  3. 入浴剤の使い方にも注意を
    • 着色料や酸性成分の強い入浴剤は、塗膜を劣化させたり変色の原因となることがあります。
      使用する際は、使用頻度を控える・入浴後すぐにお湯を流す・硫黄成分や色素を含まないタイプを選ぶ
      といった配慮が、浴槽の美観を長持ちさせるポイントです。
  4. 衝撃によるダメージに注意する
    • 人工大理石浴槽は硬度が高く美観に優れていますが、
      重い物を落とす・鋭利な物をぶつけるといった強い衝撃には弱く、ひび割れや欠けが生じることがあります。
      特に空浴槽の状態では衝撃が伝わりやすくなるため、取り扱いには十分ご注意ください。
  5. 定期的なメンテナンスチェックも大切
    • 光沢の低下や細かいひび割れが出始めたら、早めのメンテナンスがおすすめです。
      再塗装やトップコート補修を行うことで、劣化の進行を防ぎ長持ちさせることができます。

素材別の対応と選び方のヒント:人工大理石・FRP・ホーロー・ステンレス


人工大理石浴槽:美観・高級感に優れた素材

  • アクリルやポリエステル系樹脂を主成分とした人工大理石は、艶・手触り・高級感に優れています。
  • 表面硬度が高く、細かい傷や汚れがつきにくい一方、経年での黄ばみ・変色・ブリスターが発生しやすい傾向があります。
  • 専用プライマーと高密着ウレタン塗料で、美観・耐久性を再生可能です。

FRP浴槽:最も普及している軽量素材

  • ガラス繊維と樹脂を合わせたFRPは、軽量かつコストパフォーマンスに優れる素材です。
  • 使用年数とともに細かいひび割れや摩耗が起こりやすく、表面の塗膜が薄くなると水漏れリスクが増加します。
  • FRPは塗装や補修も比較的に容易で、多数の施工実績があります。

ホーロー浴槽:鋼板・鋳物で違いがある素材

  • 【鋼板ホーロー】は薄い鋼板にガラス質を焼き付けた構造で、表面硬度と清掃性に優れていますが、
    衝撃で欠けやすい特性があります。
  • 【鋳物ホーロー】は厚い鋳鉄にホーロー加工を施した重厚な素材で、高級感・断熱性に優れる一方、
    非常に重く設置制限がある場合もあります。
  • ホーロー浴槽は塗装対応が難しい素材です。対応できる業者を選ばないと「追い焚き機能が使えなくなる」などの不具合が起こることもあるため、実績のある専門業者に依頼することが大切です。

ステンレス浴槽:頑丈だが施工には高度な技術が必要

  • ステンレスは非常に丈夫で、耐久性・耐薬品性に優れる素材です。
  • 一方で塗装の密着が難しく、対応できる業者が限られます
  • 施工を依頼する際は、ステンレス浴槽の実績がある専門業者を選ぶことが重要です。

素材別の特徴・メリット・デメリットまとめ

スクロールできます
素材特徴メリットデメリット
人工大理石高級感があるが樹脂製見た目◎/肌触り◎劣化時に黄ばみ・膨れ
FRP樹脂とガラス繊維の混合軽量・安価傷・色あせしやすい
鋼板ホーロー薄い鋼板にガラス質を焼き付け清掃性◎/表面硬度が高い衝撃に弱く、欠けやすい
鋳物ホーロー厚みのある鋳鉄にホーロー加工重厚感◎/高級感◎非常に重く搬入が困難
ステンレス金属素材で非常に丈夫耐久性・防錆性◎冷たい印象/デザイン性△

補足解説:選ぶ前に知っておきたいポイント

  • 人工大理石は見た目・触感ともに人気が高いですが、経年劣化で黄ばみやブリスターが発生しやすいため、
    塗装による再生と定期メンテナンスがおすすめです。
  • FRPはコスト重視・塗装適性が高く、一般住宅・賃貸物件に多く使われています。
  • 鋼板ホーローは清掃性に優れるものの、衝撃による欠けに注意が必要です。
  • 鋳物ホーローは非常に高品質な素材ですが、重量があるため2階以上の設置には不向きなケースもあります。
  • ステンレスやホーロー耐久性に優れていますが、塗装対応が難しい素材です。
    ビューティーメイクでは対応可能ですが、業者選びは慎重に行いましょう。

失敗しない業者選びのチェックポイントを知りたい方へ

まとめ:塗装による再生で浴槽はここまで蘇る

長年の使用によって黄ばみ・ひび・剥がれが生じた人工大理石浴槽も、
専用プライマーと高密着ウレタン塗料、そして補修技術の力で見違えるほど美しく再生できます。

新品交換に比べて、

  • 🏷️ 費用は1/3〜1/5程度に抑えられ
  • ⏱️ 通常1日・最大2日で完了する短期間施工
  • 🏢 空室対策や営業停止リスクの軽減

といった大きなメリットがあります。
人工大理石浴槽の劣化でお困りの方は、「塗装による再生」という選択肢をぜひご検討ください。

人工大理石浴槽再生に関するよくある質問(FAQ)

  • サイズや劣化状況にもよりますが、おおよそ8万円~15万円程度が目安です。新品交換(30万円〜50万円)と比較すると、費用を大きく抑えられます。

  • 通常は1日以内の施工が可能です。最大でも2日以内で完了

  • 適切な施工と定期的なメンテナンスによって、約10年間の美観維持が期待できます。

  • 色素や酸性成分が強い入浴剤は、塗膜に影響を与える可能性があります。使用後は速やかに排水し、洗い流すことをおすすめします。

  • はい。FRP、ステンレス、鋼板ホーロー、鋳物ホーローなど、さまざまな素材に応じた下地処理と塗装で対応可能です。

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この記事を書いた人

株式会社ビューティーメイク 代表取締役
水廻り再生リフォーム歴32年

日々、浴室・浴槽塗装、キッチン塗装等、パネル・シート施工等、水廻りの再生リフォームを研究しております。
少しでも皆様に再生リフォームを知っていただく為、わかりやすくお役に立てる記事を書いていきます。
水廻り再生リフォームに、ご不安やご不明な点、ご質問があれば
お気軽にご相談下さい。

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