日頃の疲れを癒やしてくれるバスタイム。
綺麗な浴室で快適に入浴したいですよね。
ユニットバスも新品の内は綺麗で快適ですが、長年使用していると汚れや傷、カビ等が目立つようになってきます。
交換しようにも、ユニットバス交換はかなり高額で工期もかかるので簡単に交換とはいきません。
そういったお悩みを解決できるのがユニットバス塗装です!
天井、壁、浴槽、床、全て塗装で綺麗になります。
とは言っても、
・剥がれそうで不安
・費用の相場がわからない
と、色々と不安や懸念があると思います。
絶対に剥がれないユニットバス塗装を施工例を交えながら、施工手順を徹底解説していきます。
また、ユニットバス塗装の費用相場についても解説します。
ユニットバス塗装とは
ユニットバスとは
工場で、天井、壁、浴槽、洗い場床を成形・生産した物を、現場で設置・組み立てる浴室の事です。
洗面とトイレがある浴室の事をユニットバスと勘違いしている方もいらっしゃいますが、洗面とトイレがあるユニットバスは3点式ユニットバス、洗面がある浴室は2点式ユニットバスと言います。
セメント、モルタル、タイル等で造る在来浴室よりも、施工性に優れ、高い防水性があります。
この事から、現在では一般住宅のユニットバス比率が90%を超えているとも言われており、現在の住宅には欠かせない設備です。

交換の場合の費用
耐久性が高いユニットバスですが、経年劣化を起こして汚れなどが気になってきます。
しかし、交換となれば非常に高額で工期も必要なので簡単に交換とはいきません。
グレードにより価格は変わりますが、ユニットバス交換の価格相場は、80~150万程度です。
こちらの記事で浴室リフォームの費用相場を解説しています。

ユニットバスを塗装する
交換したいけど、予算的に交換は無理。でも、なんとか綺麗にしたい。
のご要望にピッタリなのがユニットバス塗装です。
ユニットバス塗装は、天井、壁、浴槽、洗い場、全てを綺麗に塗装出来ます。
専門業者が施工する場合、吹付けで塗装するので、仕上がりも新品同様に綺麗になります。
施工後の剥がれが心配だと思いますが、しっかりとした専門業者に任せた場合はほとんど剥がれる事はありませんし、保証を付けている業者が多いので、万が一の時でも安心です。
では、ユニットバス塗装の施工手順を見ていきましょう。
ユニットバス塗装の下地処理
まずは、下地処理。
この工程が一番時間と労力が掛かります。
ここで手を抜いてしまうと、いくら綺麗に塗装しても無駄になるので徹底した下地処理を行います!
5つのポイントに分けて説明して行きます。
- 清掃
- 足付け&コーキング除去
- 洗浄
- 乾燥
- 確認
清掃
皮脂汚れ、水垢、石鹸カス、カビ等を除去していきます。
ユニットバスの場合、壁面は塩ビ鋼板といって表面が塩化ビニール製の物が多く、荒いペーパーや不織布研磨剤を使用すると傷が入ってしまうので、細かい研磨剤の粒子が入った下地洗浄剤とスポンジで清掃します。
足付け&コーキング除去
塗料の密着性を上げる為に、サンドペーパーを使って下地を削って行きます。
天井と壁面は塩ビ鋼板の場合は#400~#600、浴槽や床のFRP部分は#220~#320で削ります。
こちらの記事では、下地処理をもっと詳しく解説しています。

下地処理の際に、劣化したコーキングを除去します。浴室にはシリコンコーキングが使われている事が多く、シリコンコーキングは塗料を弾いてしまうので、塗装面にはみ出しているコーキング等もまとめて除去します。


洗浄
除去したシリコンコーキング、細かいゴミを綺麗に掃除してから、マイクロファイバークロスで削りカスを洗い流します。
塗装の事を考えると水は流したくありませんが、徹底的に洗い流します
乾燥
次は乾燥させます。吸水ワイパーで拭き取り後、吹付けの機械を使って細かい所の水をエアーで乾かして行きます。
水分が残っていると、塗料が付かないので念入りに乾かします。
確認
ライトを使って、削り残しや、水分が残っている所がないかを確認して行きます。
仕上がりに影響するので、削りすぎてペーパー目が出ている所がないかも忘れずチェックします。
ここまで、下地処理について解説しました。大変な作業ですが、ここで手を抜くと施工後の剥がれに必ず繋がってしまうので、確認までしっかりと行います。

塗装工程
次は塗装工程です。下準備を含めポイントは5つです。
- 養生
- 脱脂
- 清掃
- 塗装
- 乾燥
養生
塗装しない箇所、塗料が付着してはいけない所を養生して行きます。
ユニットバス全体を塗装する場合は、養生する箇所は水栓金具・照明器具・換気扇等、細かい物を養生して行きます。
先述した2点式ユニットバスや、3点式ユニットバスの場合は便器やタンク、手洗いも養生します。
今回の現場はタンクと手洗いは塗装します。
吹付けでの塗装になるので、脱衣所や廊下等も漏らさず養生します。


脱脂
塗装する箇所に、油分があると施工不良の原因となります。塩ビ鋼板の場合、表面の塩ビシートには細かい目があるので、脱脂剤ではなく溶剤を使用して慎重に脱脂します。
洗い場の床は塗装を行う場所なので、ノンスリップマスカーを張っておきます。
清掃
仕上がりに大きな影響を与える工程です。吸塵機、刷毛等でゴミ、チリ等を除去します。
仕上がりに大きな影響を与えるので、やり過ぎなぐらい徹底的に掃除します。
最後にタッククロス(不織布に粘着物質が付いたゴミや埃をとるクロス)で何度も拭き取り、塗装工程に進みます。

塗装
排気ダクト(塗料のミストを強制排気する機器)をセットしたら、HVLP(大空気量低空気圧力)機器を使用して、塗料を吹き付けます。
低い圧力で吹付け出来る為、跳ね返りが少なく塗着効率が良い吹付け機器です。


まずは、プライマーを吹き付けて行きます。
塩ビ鋼板の場合は、厚塗りプライマーを塗装する事で仕上がりの質感が良くなります。
厚塗りといっても、厚く塗りすぎると乾かないので具合を見ながら適量を吹き付けます。
プライマー乾燥後、表面を#400~#600で軽く削っておきます。
上塗り(トップコート)はFRP浴槽用のウレタン樹脂塗料を使用します。
天井、壁と仕上げて行き、浴槽、最後にノンスリップマスカーを剥がしながら洗い場床を塗装して行きます。
塗装中の浴室内はミスト(霧化した塗料)で視界がほとんどありませんので、感覚を頼りにライトを当てて確認しながら熟練の技で塗装して行きます。

乾燥
塗装が終われば、タイミングを見計らいヒーターを当てて強制的に乾燥させます。
塗装後すぐにヒーターを当てると、ツヤが引いたり、ピンホール(小さい穴)が発生するので焦りは禁物です。
仕上げ
徹底的に掃除しましたが、現場での施工のため異物が付着しています。
その異物を細かいペーパー等で処理して、コンパウンドで磨きます。
最後に必要箇所にシリコンコーキングを打設して工事完了です!




内容 | ユニットバスの塗装 |
場所 | 大阪市淀川区 |
施工前の状態 | 全体的に汚れている |
対処法 | 浴槽用特殊樹脂塗料で塗装 |
ユニットバス塗装の相場
ここまで、ユニットバスの塗装について説明してきました。
しかしながら、費用がどれぐらい必要なのか?が気になる所だと思います。
サイズや仕様等で、価格は変わりますが
ユニットバス塗装の価格相場 マンションタイプ 1216サイズの場合 | |
施工範囲 | 費用 |
天井・壁・浴槽・床 | 15~20万円 |
浴槽・床 | 12~16万円 |
浴槽 | 8~12万円 |
補修が必要な場合は別途費用が必要になります。必ず現場調査してもらって、見積書を発行してもらって下さいね。
まとめ
今回はユニットバス塗装について、施工例を交えながら手順ごとに解説しました。
少しでも皆様にユニットバス塗装を知っていただければ幸いです。
交換を考える前に、是非ともユニットバス塗装をご検討下さい!